恵比須コンシェルジュ

こんにちは。

今日お邪魔したのは、諸富町にある「割烹津田屋」さん。


諸富に店を構えて９０年、エツを初めとする旬の有明海料理が味わえることで有名なお店です。
場所は、筑後川と昇開橋が望める風光明媚な場所にあります。


入口のすぐ側に、立派な恵比須さまが鎮座されていらっしゃいました。

竿が彫りこまれてあり、足元に鯛が横たわるちょっと特徴的な恵比須さま。

ご主人の津田さんに恵比須さまのエピソードをお伺いすると、


この「えべっさん」は、諸富津が人や船の出入りが多くにぎやかだった頃、
とある遊郭の中庭に鎮座していたものを、
津田屋さんがもらいうけ、恵比須さまをお世話をする事になったそうです。

津田さんが小学校のころは、毎年７月２０日に
「津田屋のぎおん」という恵比須さまのお祭りがあっており、
津田さんも「津田屋のぎおんにまいらんかい」という掛け声とともに太鼓を叩き、
近所にふれ回った思い出があるそうです。
お参りしてくれた人には豆が振る舞われました。

昭和４２年、店の移転とともに、恵比須さまも現在の場所に引越しました。
「商売しているから、恵比須さまは置いていけないよね」との事。
今も毎月１日と１５日には欠かさず榊とお酒をお供えし、
津田屋さんや近所の方に親しまれているそうです。

今年も７月２０日には提灯を灯し、「豆ぎおん」をするそうですよ。
興味のあるかたは、「割烹津田屋」さんに足を運んでみてください！


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